気楽に生きたい。

鳥頭のmemo

きっともう、気付いている / 原作ファンと俳優ファン

2.5次元の舞台をやるにあたって、原作ファン*1と俳優ファンはどうしても生まれてしまう。

これだけ2.5次元の舞台が溢れている今だから、そこから俳優のファンになる人は少なくないと思う。というより、結構な人はここから入るんじゃないかなあ、と思っている。

だからこそ、多くの俳優ファンは2.5次元もその他の舞台も好きな俳優が出ていれば見に行く。元々2次元のオタクだったのなら、3次元ジャンルへの移行とも考えることができるかもしれない。

ちなみに私は、2.5次元舞台から今の推しを好きになったし、他の好きだな~と思う俳優さんも2.5次元で知った人ばかりだ。

 

じゃあ何で、同じ舞台を観に行くのに原作ファンがとか俳優ファンがとかいう話になるんだろうってずっと思ってた。

原作のファンは、俳優目当てなら来ないでほしいと思ったり、するんだろうしそういう意見を見かけたこともある。

けれど、俳優ファンは知っているのだ。有名な2.5次元舞台以外では、席が埋まらないことを。どれだけ「人気」だと言われている俳優さんでも、席を埋められないことがある。俳優のファンをして、少なからず舞台に行っているのであれば知っている。

だからこそ、俳優が好きならどんな舞台にでも行く。原作を知っていても、知らなくても。外からこれは有名な作品だ、と聞いていたとしても本当にそうなのかはわからないから。スカスカな座席を見るのは、つらいから。*2

 

 

俳優のファンは、「俳優のこれから」を思っている。原作のファンは、「原作のこと」を思っている。そりゃあ相容れるわけもない。だって原作のファンは、俳優の今後なんて考えないのだから。事あるごとに、その舞台に出て役をやったことは思い出してくれても、「俳優」の今後は考えたりしないだろう。応援のために違う舞台を観に行ったり、してくれるわけではないだろう。きっとその部分において、何だか釈然としない気持ちになるんだと思う。ファンは増えたほうがいいに越したことないのだから。

追っている主軸が2次元なのか3次元なのかで大きく異なるんだから、そりゃあ上手く交わることはないと思う。


同担拒否の人もいると思うけれど、そんな人たちもわかっているんだと思う。
「ファン」が増えないことには、推しは有名にはならないこと。仕事が増えないこと。仕事が増えなければ、今後そのまま活動を続けてくれるかわからないこと。多分、誰よりもわかっているし知っている。

原作ファンに俳優の今後にも責任を持て、と言っている訳ではないけれど、気になったり好きになってくれたのなら、一回でいいから、気になるものだけでもいいから、そのあとの舞台にも来てほしい。

 

私は、推しが好きだしそりゃあ人目につかずひっそり今のままでいてほしいとも思う。

けれど、やっぱり何より舞台に出ている推しが好きだし、舞台に真摯に向き合ってる推しが好きなので、そういう機会が増えるに越したことない。それには、多くのファンが必要だし人気が必須だ。

そう思うからこそ、1回観に来てくれるファンが多くいてほしい。その方がきっと、推しも嬉しいんだろうと思うので。他の俳優もきっとそうだろう、大抵は。

 

私の中でようやくもやもやとしていた気持ちが明確化したから文章にしたけど、やっぱり改めて書くとまとまったのか疑問(笑)*3

何かあればマシュマロください。

 

かなでにマシュマロを投げる | マシュマロ

*1:オタクではなく、広くファンと書いておく

*2:有名な2.5次元舞台に出ていても、他の舞台では満席には程遠い空席を見たときは、悲しくてなんだかやりきれないことがあった。

*3:なんかこれ書きながら、その昔漫画の好きなキャラクターを有名な声優さんが演じることになり、「声優さんが好きだからそのキャラクター好き」と言われたことがあり、なんだかなあと思ったことを思い出した。多分私はキャラクターと中の人は完全分離主義なんだと思う。キャラクターはそこまで有名人気キャラでもなかったので。